旅行情報

あなたの旅行先の国名・都市名

オーストラリア、シドニー

あなたが旅行に行った年月

1999年11月

あなたが旅行に行った回数

1回目

あなたの年齢、性別、職業

43歳、男、ライター

一緒に旅行に行った人の人数

20人

トラブル体験をした場所

シドニー市内の両替所

トラブル内容

シドニーで観光中、トラベラーズチェックが使える店が限られており、オーストラリアドルが減ってしまったため、近くにあった銀行の外貨両替所へ向かった。渡航前に、経験者から場合によっては手数料が高いから気をつけろとは聞いていたものの、そんなに大したことはないだろうと高をくくっていた。ちなみに私が行ったのはシドニー市内のオーストラリアでもそれほど知名度のない銀行の両替所である。

両替所に向かうと、まず英語があまり通じない。窓口のおばさんに何度も両替してくれと説明したあと、日本円を見せるとようやくオーストラリアドルが欲しいということがわかったらしく、レートがいくらだと教えてくれた。レート自体は特に問題はなかったし、その時点では手数料も結構安いほうだと思っていた。しかし、問題は両替一度につき手数料がいくらということではなく、オーストラリアドル一ドルにつきいくらという感じであった。

当時のレートではオーストラリアドルがかなり安かったこともあって、1万円も両替すれば結構なオーストラリアドルに両替できると踏んでいた。担当者の説明の仕方も悪く、手数料を引いた最終的な金額ではなく、両替した金額を提示された。これくらいならいいかと、説明がいまひとつわかっていないまま日本円を渡してしまった。

すると、両替して渡されたオーストラリアドルが想定したよりもかなり少なかった。これは少し少ないのではないかと抗議したものの、「あなたは先ほど同意してサインしたではないか」と全くききいれられなかった。その時点で、パスポートも見せているし、了承のサインもすでにしてしまっており、どうしようもなかった。そこでこれはおかしいと抗議したところで、トラブルを起こした迷惑な客としてガードマンを呼ばれてしまうだけである。仕方がないので、そこは引き上げざるを得なかった。

オーストラリアに詳しい同行者に話を聞いたところ、そういうところでは両替してはいけない、はっきり言えばぼったくりのようなものだといわれてしまった。また、当然だが、きちんと最終的にいくらになるのかを確認したうえで同意のサインをしないと本当にどうしようもないということも聞いた。

結局のところ、例えば空港の外貨両替所のような信頼のおけるところで両替しないと、英語がわからない日本人観光客はおざなりな説明で高い手数料を取られる羽目になるのだ。海外の銀行の担当者などの場合、説明が悪いと後から抗議しても絶対に認めない。日本だと場合によっては話を聞いてくれるかもしれないが、そういうことすらしてくれないのが外国である。

トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動

事前に聞いた情報通り、信頼性の高い両替所に行くべきだった