深センの両替所でのトラブル記 まさかの偽札
旅行情報
あなたの旅行先の国名・都市名
香港 中国 深セン
あなたが旅行に行った年月
2014年9月
あなたが旅行に行った回数
30回
あなたの年齢、性別、職業
31歳、男、会社員
一緒に旅行に行った人の人数
2人
トラブル体験をした場所
深センの国境両替所
トラブル内容
大学生活最後の夏休みを利用して、東・東南アジアを1か月で周遊するバックパックの旅に出ていた。
そもそも、東アジア諸国は日本と文化も近いし顔も似ているので、これまで海外旅行先として避けていたが、隣国を知れば日本への知識も深まると考え今回の旅行を決行した。
香港は、韓国→台湾→香港と東アジア最後の旅行先だった。
大学生時代、当時バックパッカーの間でブームだったカウチサーフィン(民泊)のホストを自分のアパートでやっていて、そこで出会った各国の友達を巡る旅でもあった。
香港では、私のアパートに1か月ほど居候し、日本各地を巡っていたザビエルというほぼ同年代の友達の家に宿泊した。
ザビエルは両親と3人で、香港の超高層マンションに住んでいた。
超高層と聞くとリッチなイメージだが、ザビエル一家のは日本のそれとは似ても似つかない。
建物のエントランスにはロックなようなものはなく、住民以外の誰でも入れる。昼間にも関わらず廊下は薄暗く、空調もなくたっているだけで汗が噴き出してくる。
廊下のフェンスには衣類や野菜、掃除用具など、各家庭の思い思いのものが無造作にかけれていた。
上に目を向けると、配管が縦横無尽に走り、その上をネズミが堂々と闊歩していた。
そんな香港の”超高層マンション”に泊めてもらうのは、私にとっては非常に有難かった。
なぜなら、ホテルでは絶対にできない、その国の文化を五感で感じることができるからだ。
それに加え、飛行機代で一文無しの貧乏学生旅行者にとっては宿泊代を浮かせられる、何とも有り難い話だった。
間取りは狭く、ザビエルの両親の寝室が一つであとはリビングキッチンだった。そこにリビングにザビエルのベッドがあった。
私はリビングのソファを借りて、ベッドとして使用した。
香港は、東京とは全く違い非常にエキサイティングな街だった。
モンコのネオン街、マーケット、ランカウイのナイトライフ、ビクトリアピークからの百万ドルの夜景、何もかもがキラキラして見えた。
香港での滞在も数日たち、概ね観光名所は全て見終わったので、電車で中国 深センに行くことにした。
目的は、深センのクラブを体験すること。
深セン側の国境の駅には夕方頃に着いた。国境の駅とあり、多くの人が行きかっていた。空港同様に当然のごとく両替所も複数あった。
香港では香港ドルが使われている。
そのため、そこで当然のごとく香港ドルから人民元へ日本円で1万円分外貨両替した。
問題なく両替し、市内中心部にタクシーで移動。
道端の屋台でチャーハンで腹ごしらえし、いざクラブへ出陣。
ところが、料金を払いクラブに入ろうとするも警備に突き返されてしまった。
隣ではザビエルが警備と口論している。
何が何だかわからず、見ていると突然警備が私の渡した人民元をライターで燃やしだした。
ここで初めてトラブルに気づいた。
偽札だったのだ。
これが中国だと改めて思い知らされる体験だった。
トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動
信頼性のある香港の銀行で両替すべきだった