旅行情報

あなたの旅行先の国名・都市名

中国、上海

あなたが旅行に行った年月

2024年7月

あなたが旅行に行った回数

10回目

あなたの年齢、性別、職業

42歳、男、会計事務所勤務

一緒に旅行に行った人の人数

単独

トラブル体験をした場所

オークラガーデンホテル上海ラウンジ内

トラブル内容

アジアを中心に独りでの海外旅行に慣れている私でも外貨両替のトラブルに遭遇してしまったお話です。

上海で「花園飯店」と言えば誰もが知っている建物が文化遺産になっているホテルです。
日本のオークラが運営しているため、日本人出張者の宿泊や日系企業の会合など懇親会会場としてもよく使われるため、在上海の日本人駐在員には馴染み深いホテルでもあります。

このオークラガーデンホテル上海近くには「淮海中路」という繁華街、若者に人気なストリートがあります。
NIKEやADIDASと言ったスポーツアパレルブランドから、UNIQLOや無印良品、niko and…と言った日本でもお馴染みのブランドが軒を連ね、日本で言う原宿や表参道のようなオシャレなストリートです。
街路樹のプラタナスの樹が茂っていて、大変心地よかったのですが、あまりの暑さで熱中症のようになってしまい、なんとかオークラガーデンホテルまでたどり着いた時のできごとです。

1階のラウンジは「オアシス」という名前の通り心地よい空間でした。
サウナのような暑さから絶妙な空調の効き具合で「ととのう」ような気持ちでグラスに汗をかいたアイスコーヒーを飲んでいたのですが、隣のおじさんがこちらを見ていることに気づきました。
てっきり、私が勢いよく吸ったストローの、ズズッという音に反応したのかと思い会釈をすると、
「ニホンジン?」と話しかけてきました。
私がうなづくと食い気味に
「リョコー、アツイネ」とニコニコ話しかけてきたので、思わず訝しげな顔をしてしまいました。
それを察してか、50代後半くらいと思われるその男性は、おもむろに名刺を渡してきました。
それは日本人なら誰もが知ってる有名企業のロゴがあり、そこの管理部長の名刺でした。
彼曰く、この企業に勤め30年になり、日本人には恩しか無い、何かお役に立てられればと声をかけてきたとのこと。
年上なのに片言ながら人懐っこい話し方でついつい話を聞いているうちに、両替を提案されました。
ホテルの両替はレートが悪く、1元24円以上だが、彼は来月日本に行くので丁度日本円が欲しい、3万円を1500元に両替しましょうという提案でした。

オシャレな服が気になっていたので、じゃあと提案に甘えその場で両替すると、彼は私のレシートをもって支払いまでしてくれました。
よほど日本人好きなんだな、と笑顔で手を振り別れを告げ、体力が戻ったの淮海中路に戻って買い物をしようとレジでその現金を出したのですが…
なんと両替してもらった現金は全部偽札でした…
ホテルに戻り伝えましたが、ホテル側に責任はなくまた個人の両替行為は違法だと逆に言いくるめられる始末…
3万円のアイスコーヒーを飲んだと思い諦めました…

トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動

甘い言葉につられずに、ホテルの両替サービスを使うべきだった。