旅行情報

あなたの旅行先の国名・都市名

ベトナム、ホーチミン

あなたが旅行に行った年月

2024年5月

あなたが旅行に行った回数

20回

あなたの年齢、性別、職業

27歳、男、自営業

一緒に旅行に行った人の人数

単独

トラブル体験をした場所

日本の空港の両替所

トラブル内容

ベトナムドンはベトナム国外で両替をすると非常にレートが悪い通貨として知られているようです。

それを知らなかった私は、いつものように日本の空港の外貨両替所で日本円をベトナムドンに両替しました。
ベトナムドンといえばおよそ1ドン=0.006円。
しかし両替所で提示されたレートは1ドン=0.008円台後半。
なんとなくベトナムドンは手数料が高いとは聞いた事があったので「まあそんなものか」と2万円ほどを両替しました。
ドンのお札を窓口の銀行員の方から間も無くベトナムドンを受け取ろうかという時の事です。

その時は深夜便だったため、同じ時間帯の便の行先の国は限られていたためか、偶然にも隣の窓口に私と同じくベトナムドンに両替したいという人がやってきました。
その方が「ベトナムドンに両替したい」と隣の窓口の銀行員の方に伝えると、その窓口の銀行員の方は「ベトナムドンは国外で両替すると非常にレートが悪い通貨だと言われていますが大丈夫ですか?」と丁寧に仰りました。
えーっ、そうなの!?!?
私の窓口の銀行員は何も言ってくれなかったのに!
私の手には既に受け取ってしまった2万円分のベトナムドン札が・・・。
しかし、隣の話を聞いたから、「やっぱり3000円分で」とも言い出せず、私は外貨両替所をあとにしてしまいました。

悔しい・・・。
隣の窓口の銀行員は仕事が出来る人だ。
それに比べて私の対応をした銀行員はなんて気の利かない奴なんだ!
地獄に落ちろ!と思いながらも、引くに引けずその場を立ち去った自分にも問題があるし、その場で言えばどうにかなったかもしれない。
もちろん、一度受け取ってしまった段階でどうにもならなかったかもしれない。
とにかく最悪な気分で出発ゲートに向かったのでした。

二度と同じ過ちは犯さないぞ、と思い、ベトナムドンへの外貨両替について検索したところ、やはり日本の空港で両替をするのはあまりオススメできないようで、日本では現地の空港について宿泊する街に行くまでにかかる分だけ両替して、残りは現地で両替するのが良いとの事でした。
現地の両替でオススメなのは、ゴールドショップ、いわば金やジュエリーを販売しているお店が最もレートがいいようです。

現地で、日本で両替したベトナムドンを使い切り、いよいよゴールドショップでの両替の時が来ました!
お主の実力とやらを見せて貰おうかと言わんばかりに向かったゴールドショップですが、なんとそこには長蛇の列が!
やはりみんな知っているんですね。
しばらく並んで自分の番がきました。
握った1万円札を窓口に差し出すと、なんと1ドン=0.006円近く、いわゆる為替レートとほぼ同じくらいのレートで両替してくれるではありませんか!!!

「ゴールドショップ、すごい!そして日本の空港の窓口のおばちゃん、改めて大嫌い!」と思いながらナイスレートで両替したベトナムドン札を握りしめて、バインミーを食べに行く私でした・・・。

今回のトラブルを振り返ると、大きく2つの原因があったと思います。

まず一つ目は、「面倒な言い合いやトラブルになるのを避けようとして、異議を申し立てなかった事」です。
これは海外旅行の時、特に言葉の通じない異国ではよくある事。泣き寝入りというやつですね。
「まあいっか。めんどいし。」となりやすいのが海外旅行です。
しかしそれをなんで私は日本の空港で日本人相手にやってしまったんだ、とは思いますが、まあ「海外旅行モード」に既になっていたという事でしょうか(笑)
皆さんも気をつけてください。
海外では少し厚かましいくらいが丁度良いんですね、やっぱり。

そして二つ目は、「ベトナムドンの両替レートの数字の桁の小ささに騙された事」です。
これはどういう事かと言いますと、0.006円と0.009円、深夜であまり頭が回っていなかった私は「たった0.003円の差なんて大した事はない」と思っていたのでした。
しかしこれは意外な盲点で、確かに1ドル=150円に対しての0.003円の差など全くもって大した事ないのですが、よく考えると0.006円と0.009円の間の0.003円の差は、かなりデカイです!
実質、1.5倍近いわけです。
つまり、本来1000円で買えるものを1500円出しているのと同じです。
桁が小さいので、その辺の感覚が狂ってしまったのです。

トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動

必ず旅先の両替にまつわる情報を事前に調べておく事、そして特にベトナム旅行の鉄則としては、日本での両替は最低限にするべきでした。