ロンドンで若者犯罪グループに狙われた話
旅行情報
あなたの旅行先の国名・都市名
英国ロンドン
あなたが旅行に行った年月
2002年8月
あなたが旅行に行った回数
2回目
あなたの年齢、性別、職業
43歳、男性、自営業
一緒に旅行に行った人の人数
単独
トラブル体験をした場所
ロンドンのゴールダーズグリーン地区にある銀行付近
トラブル内容
当時、外貨両替の手段として、シティバンクのサービスを利用していました。
日本で口座を作って日本円を預金しておけば、海外の提携ATMで現地通貨で引き出せるというサービスです。
トラブルに巻き込まれたとき、その引き出し方法を使ったのが初めてではなく、もう何度も使って慣れていました。
その慣れのために、周囲に不審な人がいないか等、警戒することを怠ってしまったのが失敗の原因です。
いつものように現地通貨を引き出そうと銀行ATMを操作していると、操作中に若い男性3人のグループが近づいてきて、何やら話しかけてきました。
私はATM画面から目をそらすわけにいかないので、最初は無視していましたが、そのグループの一人が手を伸ばしてきて私のキャッシュカードを引っ張りました。
私は取られまいと引っ張り返しましたが、何度か引っ張り合いが続いた後、相手に取られてしまいました。
取った人は隣にいたグループのメンバーにカードを手渡し、受け取ったほうのメンバーは何かの装置に私のカードを一瞬かざしてから外しました。
(いまだにその装置は何だったのか分からずじまいです。)
外したタイミングで私が手を伸ばしてカードを奪い返しました。
そのグループはそれ以上カードに執着せず、その場から去っていきました。
私は突然の出来事に何があったのか分からず、しばらく呆然としていましたが、とりあえずカードは盗まれなかったので大丈夫だろうと考えました。
そしてもともとお金を引き出す必要があったことを思い出し、改めてATMにカードを入れて現金50ポンドを引き出しました。
後日、通帳で入出金履歴を確認したところ、なんと同じ日に50ポンドを2回と100ポンドを1回引き出した記録になっているのに気づきました。
私は急いでトラブルに巻き込まれたときの銀行に行って行員に事情を説明しましたが、そこはシティバンク系列ではなかったので対処できないと言われました。
とりあえず警察に届け出ることにし、その後シティバンクの日本のコールセンターに国際電話をかけて一部始終を話しました。
その後何度か電話でのやりとりがあり、事件から数カ月後に100ポンドは引き出されていなかったことが確認できたとのことで返金されました。
でももう1回の50ポンドについては他人に引き出されてしまったようだとのことで、最後まで返ってきませんでした。
届け出た警察のほうでは特に動いてくれるわけでもなく、一切連絡がありませんでした。
もう20年以上前の外貨両替にまつわるトラブルですが、いつ思い出してもモヤモヤする出来事です。
トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動
周囲をよく確認して、不審な人間がいないかどうか確認すべきだった