話しかけてくる個人の両替所には注意

旅行情報

あなたの旅行先の国名・都市名

フランクフルト ドイツ

あなたが旅行に行った年月

2015年2月

あなたが旅行に行った回数

14回

あなたの年齢、性別、職業

24歳、男、公務員

一緒に旅行に行った人の人数

単独

トラブル体験をした場所

個人の両替所

トラブル内容

私が大学3年生の頃、ヨーロッパ周遊ひとり旅に行った時の体験談である。最初に到着した国がドイツで、時計回りに西ヨーロッパを周遊する予定であった。空港からドイツのフランクフルト中央駅まではクレジットカードで切符を買い、ノーキャッシュで駅に到着したので、日本円をユーロに両替しようとした。多少レートが悪くても現金がないのは不安だからとこの中央駅で外貨両替を行うつもりであった。

駅構内の両替所を周り、レートを見たところ、手数料も含めると決して良いものではなかった。街中での両替にしようかと迷っていたところ、一人の男性が両替に困っているなら外貨両替してあげるよと声をかけてきた。あからさまに胡散臭いと感じたので最初は無視していたのだが、レートだけでも聞いてほしいと言われたので、私もどうしても現金ユーロが必要であったため、レートだけでも話を聞くことにした。すると相当良いレートを提示されてしまい、急に気になり始めたのだが、旅の最初でもあるし、全額の外貨両替は気が引けたこともあり、とりあえず1万円をユーロに両替することにした。

本物の札か偽札かどうかを調べるため、先に1万円を渡してくれと言われ、確認をされた。その後、では両替しようと言われたので、提示された良いレートでの両替を実施した。本当にこんなにも良いレートで外貨両替できるものなのかと急に不安になり、これは絶対に偽札を渡されるのだと疑うようになった。1万円を見せた時、偽札でないかの確認をされたことから、逆に怪しいと感じたからである。実際に偽札である確証はなかったが、学生の1万円という損失は大きく感じたため、本当にこんなレートでいいのかを尋ねた。なんと米ドルに変えてほしいんじゃなかったのかと真面目な顔で聞かれた。ヨーロッパで米ドルなんてどこで使うのだと、あほらしくなって強く両替のキャンセルを申し出た。

レシートも切られていたため、面倒だからと言い争いになるかもしれないとトラブルを覚悟したが、両替屋はごめんごめんとひょうきんな態度で1万円を簡単に返してくれた。拍子抜けして安心とともに街に出て外資両替をした。すると街の両替所に、この1万円札は偽物だよと言われた。なんと返された1万円が偽札にすりかえられていたのである。幸い、詐欺で警察に突き出されるというようなトラブルはなかったものの、国外でまさか日本円が偽札にすり替えられるなど、私は想像すらしていなかった。

トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動

外貨両替はレートの表示された窓口でするべきであった