中国北京のホテルでの両替にご注意を
旅行情報
あなたの旅行先の国名・都市名
中国、北京
あなたが旅行に行った年月
2007年4月
あなたが旅行に行った回数
約30回
あなたの年齢、性別、職業
57歳、男、元営業担当
一緒に旅行に行った人の人数
単独
トラブル体験をした場所
中国北京市内のホテルのフロント
トラブル内容
中国では利用するホテルのフロントでは手数料を無料で外貨両替をしてくれるのですが、その際に係員が両替作業をする際のトラブルがありました。当日の日本円から人民元への換算レートと両替金額をメモに走り書きして示して人民元紙幣を手渡されたのでしたが、ホテルの部屋に入って手渡されたメモをよく見たら丁度10元足らないことに気付き、すぐフロントに行って申し出るとフロントの机横から「先ほど渡し忘れていてすみません」とのことで、誤りを認めて手渡して貰えましたが、すぐに10元紙幣一枚を用意していたことと、こちらが足りないとウソをついているかも知れないことを全く疑わなかったことから、計画的にしたことではないかと思いました。
数日後、上司にこの話をしたら、中国では当たり前に近い出来事だと答えてくれました。こちらが気付かなければ上手く騙し取れるし、気付いた場合でも渡し忘れていたと言って謝って残り分を手渡せば問題視されないだろう、と言う考えの様です。そして、この様にリスクが小さく儲ける方法を思い付くのは中国人の得意技だとも教えてくれました。このことで、日本人から見た中国人は自分勝手で利己主義だと言われますが、この時のトラブルで感じたことは思い付くのは誰しも同じであっても、相手がどんな思いをするか、もっと言えば相手がどんなに嫌な思いをする可能性が有るか、をとっさに行動に反映させてより良い行動に結び付けることが日本人には出来ているのだと思いました。
尖閣諸島の話にしても対外国外交にしても、相手有っての自分ではなく、自分有っての相手、の考え方が垣間見れました。当時、韓国にも良く行きましたが、韓国ではホテルでも外貨両替は出来ますが、空港で両替した方が手数料が安くて新札のことが多かったので、ホテルでの外貨両替のトラブルはありませんでしたが、韓国人もこの点ではかなり近い感覚だと思います。
外貨両替の際のトラブルの防止方法としては、1両替計算書を貰う2金額をその場で確認する3出来る限り両替作業者の顔を伺うこれらのことをすれば良かったと思っています。相手がこちらの気持ちを無視して実行してくる訳ですから、こちらはこちらでトラブルに関わらない様にする為に上の3項目をこれからは実行することにしました。仕事で出張したのですが、やはりこのトラブルがあった後の行程では気持ちはすぐれませんでした。お金のことでもあり、また、対人のトラブルなので、気持ちの良いことではありません。皆さんも海外での外貨両替には充分ご注意下さい。
トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動
両替計算書をみてその場で金額確認をするべきだった