夜閉まるのが早いビエンチャンの落とし穴
旅行情報
あなたの旅行先の国名・都市名
ラオス、ビエンチャン
あなたが旅行に行った年月
2018年12月
あなたが旅行に行った回数
50回以上
あなたの年齢、性別、職業
43歳、男性、プログラマー
一緒に旅行に行った人の人数
単独
トラブル体験をした場所
ビエンチャン中央市場近くの小売店兼外貨両替所
トラブル内容
2018年の暮れ頃にタイの東北部の街ノーンカーイから個人旅行で、ラオスの首都ビエンチャンへバスを使って陸路移動した際の出来事です。
このコースで移動したのは4回目だったのですが、夜間に移動したのは初めてだったしタイバーツや米ドルはビエンチャン市内で自由に通用するために、タイバーツを日本円にして10万円ほど持っていた私は国境の両替所などで特に両替することもなく、そのままビエンチャン市内へ到着しました。
ビエンチャン市内の支払いは暗黙の了解で、100タイバーツ=25000ラオスキップで通用していますので、本来は2018年12月当時の外貨両替レートなら100タイバーツ=27500ラオスキップよりかなり不利なのですが、少額の支払いなので気にせず全てタイから持ち込んだバーツで支払っていました。
夜の19時頃滞在先のホテルに到着した私は、2週間分の宿泊代を前払いすることになったのですが、ホテルでのタイバーツの受け取り為替レートは100タイバーツ=23500ラオスキップと、市内よりもさらに不利なレートだったために、私は市内で両替をしてもらって来ることをフロントに伝えて表に出ました。
日本円にして6万円前後の支払いだったために、ざっと計算しても1万円近くの差額が出ると思い、早いうちに手持ちのタイバーツを全てラオスキープに両替してしまおうと思い慌てて歩いて近くのショッピングモールへと向かいました。
ところが、ショッピングモールの両替所は夜間で閉まっていたために、黒板を出して両替をしている小売店が集まる一角に向かいました。
昼間ならば数軒が黒板を出して外貨両替をしていて、過去に使ったことのある店もあるのですが、20時頃で店はあらかた閉まっていて1軒の文房具店兼両替所だけが開いていました。
しかしそこは、店が開いていて小さい黒板にレートの書いてある数字などが書き込まれていて、明らかに両替はしている感じでしたが人がいなかったために誰か来るまで私は待つことにしました。
断定はできませんが、もしかしたらこの時点からお店も含めたグルであった可能性もあるかもしれません。
15分ほど待つと店の前に30台位の一人の男がやってきて、店の売り物を並べなおしたりしながら「両替か?」と聞くので3万タイバーツ両替してほしいと言うと、無造作に受け取って店の奥に入っていきました。
両替商をしている割には身なりがみすぼらしいなとは思ったのですが、お金の受け取り方も手慣れていましたし、躊躇無く店の奥に入って行きましたので私はトラブルを疑うことなど全くありませんでした。
30分ほどすると今度は店の前に車に乗って一人の中年女性がやってきました。
私は両替を頼んだことを伝えて、もうすでに30分以上待っていることを伝えると、その女性は「ウチには若い男性従業員などいない」ということを言い出しました。
私は一通り説明してお金を渡したことも主張しましたが女性は「知らない」の一点張りで、警察を呼んでくれるように伝えると「夜でもう店を閉めるからトラブルなら外で自分で警察を呼んでくれ」と言い出して実際、店を閉めていなくなりました。
通りがかりの人に手伝ってもらい警察に来てもらって調べていましたが「両替の持ち逃げ詐欺に騙されたな」ということでした。
詐欺師が店を利用しただけかもしれないし証拠もないので、店の持ち主には嫌疑をかけられないとのことでした。
警官と一緒に裏に回ってわかったことですが、裏口は全ての店が通用口につながっているので、持ち逃げ詐欺師は私から金を受け取ってすぐに裏口から逃走したのだろうということでした。
よく考えてみれば、閉店間際の無人の両替屋の前で外国人である私が手持ち無沙汰にしていたら騙すのは簡単だったのでしょう。
自分では上手く立ち回ったつもりでしたが、少しのお金を節約しようとして全部失うというなんとも悔しい体験でした。
トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動
手持ちの現金が足りないときはクレジットカードで支払うべきだった。また、外貨両替屋の前で長時間待つなど、これから両替するのがわかるような行動は慎むべきだった。